04687-170225 CP+3日目に「ブレないQuattro写真術」で語ったトピックス
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SIGMA sd Quattro H + 24mm F1.4 DG HSM
3日目のCP+。シグマブースにてトークショウ「ブレないQuattro写真術」（14:55〜15:35）の第2回を実施しました。話の流れは基本的に初日と同じで、写真はちょっとだけ入れ替え。
スライドを映す環境として他の写真家さんたちはだいたいPowerPointかKeynoteをお使いです。shioはもう10年以上、授業でも講演でもスライドアプリを使ってません。今回、shioが表示する写真を準備した手順を書いておきます。
1. 2年分、8万枚ほどの写真が入っているMacBookの「写真」アプリで、カメラ名称が「sd Quattro」を含む「スマートアルバム」を新規作成（すると「sd Quattro」と「sd Quattro H」で撮影された写真が自動的に抽出される）
2. その中で、良さそうな写真に♡をつけていく
3. カメラ名称が「sd Quattro」を含みかつ「♡」付きの「スマートアルバム」を新規作成（848枚が抽出された。そのあとも♡をつけ外しすればリアルタイムで写真が増減します）
4. 「CP+ 2017」という「アルバム」を新規作成し、3.の848枚すべてを選択してドラッグ&ドロップ
5. アルバム「CP+ 2017」からトークショウに不要な写真をdeleteキーで「アルバムから削除」していく（このアルバムから削除されるだけで、ライブラリの写真自体は消えません）
6. 300枚程度になったら、トークショウの流れを考えながら前後関係を並べ替え
7. 流れに必要な写真を追加して順序を整え完成（306枚）
8. そのアルバムのオプションで「すべての写真をMacBookにダウンロード」をonにしておけば、フル解像度のファイルが常時MacBookに置かれ、ステージで見せるときもすぐに表示される）
9. すべての作業はiCloudを通じてiPhone/iPadにも同期されているので、当日MacBookに万が一のことがあってもiPhone/iPadでトークショウできる（実際、昨年はそれによってiPhoneで実施することができて助かった）
10. そのMacBookをHDMIでステージの4Kモニタ（3,840×2,160）に接続して「写真」アプリの画面をそのまま表示
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iPhone 7 Plus
トークはいつものとおり100%アドリブ。話す内容はステージで考える。授業と同じ。シナリオもメモも何もなし。
お話しした主たるトピックを思い出してみると、だいたいこんな感じでした。列挙します。
日常のキラキラを写す
冒頭で、第1回のトークショウ終了後にsd Quattro Hで撮影してInstatramに投稿したスターバックスのコーヒーの写真
自分の周りのもの、ひと、ことを美しく写し、喜んでいただけたら自分も幸せ
通勤バッグから「dp0 Quattro」と「sd Quattro H」+「24mm F1.4 DG HSM」とパワーグリップ「PG-41」を取り出す
sd Quattro HにPG-41を付けて、中指1本で角を引っ掛けてブラブラ
その状態から、横位置も縦位置も、片手ですっと持ち替えることができる
通常のストラップは使わない
2016年7月7日発売の「sd Quattro」と12月10日発売の「sd Quattro H」
sd Quattro発売以降に撮影した写真をほぼ撮影した時間順に308枚紹介
その308枚に使ったカメラは4台（sd Quattro・dp0 Quattro・dp1 Quattro・sd Quattro H）、レンズは10本（下記参照）
sd Quattroの原則レンズは24mm F1.4 DG HSM
sd Quattro Hの原則レンズは35mm F1.4 DG HSM
稠密で忠実な描写
ブラさないためにブラさない撮影体勢
料理を撮影するときは、肘2本をテーブルに置き、EVFの枠を眼窩周辺の骨に押し付けて、3点支持でカメラを固定する
料理撮影のブレ基準は白い点
白い点が点でなければボツ
暗いステージで踊るダンサーたちをも写し止めるsd Quattro
アテネのスタジアムのフェンスも写す解像力（sd Quattroで、そしてdp0 Quattroで）
パルテノン神殿をdp0 Quattroの広角でまっすぐ写す（上がすぼまらない写真）構え方
dp0 Quattroで自撮りする手法
dp0 QuattroのF4でも背景がボケるニケの像
使っているのはほぼすべてjpeg。ただし黄色が飛んだ写真だけRAW現像
普段も、カメラからjpegだけをiPhone/iPadに読み込み、SNSなどに投稿
ギリシャ・パロス島での結婚式をsd Quattroとdp0 Quattroで撮影
130名の集合写真は、他社のフルサイズ一眼レフとdp0 Quattroとで撮影してカメラに詳しくない人々に見せると、全員、dp0 Quattroで撮影した方を選択する。描写のリアリティがずいぶん異なる。
体育館内の暗さでもでチアリーダーの演技を撮影し、トスを上げているシーンをきちんと写し止めることができる
ショウウィンドウ内のケーキを高精細に描写
神式の結婚式では神殿内で身動きが取れないので、sd Quattro＋18-35mm F1.8 DC HSMが威力を発揮
水球のオリンピック選手が繰り出す超高速のシュートを、sd Quattro＋17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMでしっかり描写する高レスポンス
流鏑馬を最前列で撮影。目の前を走り去る馬上から放たれる矢が空中を飛ぶ瞬間をsd Quattro＋17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMで何度でも写せる高性能
室内の100人以上の集合写真をsd Quattro＋18-35mm F1.8 DC HSMで撮影し、各人物の顔がしっかり写る高精細
校舎の前で演技するチアリーダーをsd Quattro＋12-24mm F4 DG HSMで撮影し、背景の校舎は歪まずまっすぐ写り、宙返りも空中で綺麗に写し止める
sd Quattro＋85mm F1.4 DG HSMの解像度の高さが紅葉するケヤキの葉の描写に現れる
ブツ撮りの例として、PFUの「HHKB Professional JP」を撮影した写真を5枚。すべて大学内のカフェで、撮影用の照明など一切使わずに綺麗に型式写真になる
そのカフェで女子学生のプロフィール撮影。ここからsd Quattro H
ざくろのプチプチ感
夜中の初詣
ゼミ学生の成人の日、卒業した高校の室内で着物姿のポートレイト撮影。
その状況を学生の保護者がsd Quattro+30mm F1.4 DG HSMで撮影
さらにその学生の妹さん（高校生）がsd Quattroで撮影した香水瓶の美しさ。普通の人が普通に撮影してきちんと写るシンプルな操作性と高性能
ミスタードーナツでお皿の上のドーナツとカップのロゴの両方にピント
外務省の広報誌「外交」に掲載されたshioのインタヴュ記事。タイトルだけにピントを合わせ、記事本文はボカして撮影することにより、デジタルなモザイクなど不要
sd Quattro H＋135mm F1.8 DG HSMで撮影した8枚にみる高画質
シグマブース内のコンパニオンさんが成蹊大学にいらしてくださったので、35mm F1.4 DG HSMと85mm F1.4 DG HSMで撮影
おまけ：shioがテーブルに置いたsd Quattro Hを使ってゼミの学生がサクッと写したshioのポートレイト。誰でも使える高画質
最後の写真はイチゴ。生の色彩と表面のヒゲまで写るリアリティ。いらしてくださった方々と製品を作ってくださるシグマの方々とのイチゴイチエに心からの感謝。
https://flic.kr/p/TVwZTa https://farm3.staticflickr.com/2820/34080017531_b502821e0b_k.jpg
308枚に使った10本のレンズは下記のとおり。
24mm F1.4 DG HSM | Art
35mm F1.4 DG HSM | Art
30mm F1.4 DC HSM | Art
17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporary
20mm F1.4 DG HSM | Art
18-35mm F1.8 DC HSM | Art
12-24mm F4 DG HSM | Art
85mm F1.4 DG HSM | Art
50-100mm F1.8 DC HSM | Art
135mm F1.8 DG HSM | Art
https://youtu.be/EUuOyqyR-Pk
40分間のステージをfoxfotoさんがワイコン付きのiPhoneで撮影してYouTubeに公開してくださいました。どうもありがとうございます!!
https://flic.kr/p/TTc14U https://farm3.staticflickr.com/2824/34053482922_226af78b6f_k.jpg
iPhone 7 Plus